#3

「…………………………主君…………♡」
「タダトモさん、仕事中っすよ」
「貴様、いつからそこにッッ!」
「アンタ本当に忍者か?まぁいいや。ちょっと見て貰いたいものが」
「ふむ。貴様にしてはよくやったと言える。喜べ、上に報告しておこう」
「やったぜ」

「今日は白いの出てたなあの人……」
「まーじでぇ?流石にヤバくない?あ、俺豚骨で!」
「いたたまれない……サンゾーさんに会えてないんかな……それともマルコシアスさん?」
「ここはマガミさんが父性発揮するっきゃ無いっしょ」
「え。俺?ん~……止めとくわ」
「あれ?」
「それより、なんかムサシ?さんはどうなん?」
「臭ぇんだよあの人。ホウゲンさんはそれが興奮するって言うけど。臭ぇんだよ」
「体臭かよ。そうじゃなくて」
「まぁ、さっぱりしてて良い感じかな……あ、あざっす。いただきます」

「あ!フェンリル先輩!こんちわっす!」
「鷲獅子の悪魔、か。宙を見上げてみよ」
「わぁ、綺麗な夕焼けだ……でもなんか変な音がする?ぶーんって。オイラの携帯じゃ、ねぇな。なぁ、先輩はどうだ?」
「あぁ、黄昏よ……んぅ♡……」
「う~ん、よくわかんねぇけど、流石先輩!硬派だぜ!じゃあな!」
「待て、鷲獅子よ。これを身に付けるがよい」
「なんだこれ……なんか変な形に、コード?どうすればい」
「やぁシトリー。ちょっとこっち来ようか。そしてそれを渡しなさい」
「あ、シロウ先輩、え?ちょ、急にどうしたん……」
「んほぉ……我が混沌の坩堝より灼熱の奔流が、今放たれん゙ッ……♡」

「うおお締め切りまで後三日ァ!!」
「クニヨシよ、このページのトーンはこれでよいだろうか?」
「ありがとリヒト君!そんなかんじ!ばっちり!次はこことこことここと……」
「お、終わった!原稿が上がったぞ!ク、
クニヨシ。何かやることは……」
「クランプスさんは少し休んでてイイよっ!何時間も画面に張り付いて疲れたでしょ。リヒト君お願いね」
「了解である!」
「じゃあ、オレはコーヒーを入れて、来るぞ……ふふふ……これで特撮本が……」