#8

「ごー主人はーん♡」
「テュッポやぁーん♡」
「「うふふあはは」」
「何やってんだお前ら」
「せんちょ~♡」
「なんやご主人浮気かっ!?許せへんでっ!」
「寄るなヨルヲ」
「いでっ、つれないなーせんちょー」
「浮気なん!?なんなん!?」
「落ち着くんだなぁテュポーン
「いつものことじゃねぇか」
「だってぇ……さみしいやんかぁ」
「ごめんねテュポやん。いっぱいイチャイチャしようね」
「ご主人はぁん♡イチャイチャしよか♡」
「手前ら買い物に付き合うんじゃねぇんなら帰りやがれ!!」
「え~ちゃんと手伝いますよぉ」
「ワイら荷物持ちやからまだ暇やねん。せやったらご主人はんとイチャイチャした方がずっと有意義や」

「おや、スノウ……凄い荷物だな。手伝おう」
「いえ結構、ニコ様。荷物ではございません故、お気持ちだけ頂こうと存じます」
「?でもクロードを背負いイツキを抱えて。重くは無いのか」
「私め、それ程軟弱に鍛えてはござりませぬ。それと、失礼ながらニコ様、人間を荷物と扱うと時として失礼に当たります、お控えを」
「そうなのか!それは失礼した、控えよう。……それにしても二人とも、穏やかな顔で眠っている。スノウが心地良いのだろうな」
「いえ、それ程でも……坊ちゃまの体力向上にとランニングをなさいました。程よく疲れが出たのでしょう。ミルクを召し上がるとこの通りぐっすりで」
「やはり出るのか」
「左様」

「久しぶりの山じゃあ!」
「なんで俺は裸なんだ!」
「ええじゃないか!ワシはバーゲストさんの裸を見れて嬉しいぞ」
「お前以外にも居るんだぞ!?」
「はは、見ないふりしておきますから……」
「ぐ、グンゾウ。いや、お前ならまだ親しいからいいんだが……」
「1番じゃなきゃ駄目なの!もっと速く歩いてよザオウ先輩っ」
「速さを重視しすぎると怪我をするだろう。現にさっき怪我したばっかりじゃないか」
「初見の奴の前で裸は幾ら何でも……」
「あ?何?へーきへーきあたし気にしてないから!1位とれればどーでもいーし!」
「こっちは気にするんだがな!」
「ワシがバーゲストさんを背負っていけばいいじゃろ!毛布でも上から被れば見えんわい」
「バカが!その前に服を着せろ!」
「嫌じゃ!」