#21

｢あーー、うめぇ。ラーメン最高だな｣
｢おっさん、チャーシュー麺一つ……お？ 緑じゃねぇか。お前もラーメン好きか｣
｢ノマさんまた外食すか。お金ないのに｣
｢ウルセェたまにゃ良いだろうがッ。なんなんだ、ラーメンぐらい食わせろよ｣
｢チャーシュー麺。さすが虎っすね、肉食系｣
｢お前俺を舐めてんだろ。ん？｣
｢いえいえそんな事ないっすよ。ノマさん強いし｣
｢とんでもなく薄っぺらい言葉だな。紙かよ｣

＊

｢ピチピチの尻じゃのぉ｣
｢んなっ！ 止めろよジジイ！ さわんな！｣
｢ホウゲン殿。無闇なセクハラはお控え下され｣
｢目の前にプリケツがあるんじゃもーん。仕方ないんじゃもーん｣
｢たしかに。目の前にプリケツがあったら触らざるをえんのう｣
｢おお、アルスラーン殿よ、分かってくれるか｣
｢わしもザバーニーヤのプリプリの尻を撫で回すのが趣味での｣
｢しまった。ノロケであったか｣
｢エロジジイどもめ、ザバーニーヤの奴も苦労してんのかもな｣
｢どうであろうか……｣

＊

｢あ、こんにちわぁゴロウさん｣
｢おはようショロちゃん。上がらせて貰うね｣
｢くつろいで下さいね。いまお茶淹れますからぁ。あ、他の皆さんはいつお越しに？｣
｢リョウタはクッキー買ってくるって。ホロはそれについて行ってる。マリアはそろそろ来ても良いはずだけど。このクッキーおいしいね｣
｢あ。そうですか？ ありがとうございます。これ、僕の手作りなんですぅ。ハクメン様のお墨付きですよ｣
｢こーんにーちはーー！ リョウタ君のご到着だよーっと！｣
｢お邪魔しよう｣
｢こんにちはショロトルさん｣
｢おや、皆さんお揃いですかぁ｣
｢そこで合流したんだっ。僕、新作のケーキ楽しみでさっ！ 昨日あまり眠れなかったよ……｣
｢えぇっ！ そんな……｣